近年、免疫チェックポイント阻害剤(immune checkpoint inhibitor: ICI)をさまざまながん種で使用する事例が増えてきており、一部のがんでは術後だけでなく、術前免疫療法としても導入されている。今回、ICIの作用機序と免疫関連有害事象(immune-related adverse event: irAE)の発現機序を踏まえ、腫瘍微小環境の観点から早期トリプルネガティブ乳癌(TNBC)治療における術前免疫療法としてICIを使用する意義について関西医科大学乳腺外科の杉江先生と講演を行いました。。