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脳腫瘍のがん免疫に関する論文を発表しました。

東大の脳外科から、大学院生としてがん免疫研究に参加してくれた菊池さんの論文を発表することができました。IDH変異ステータスに基づいて神経膠腫の免疫学的微小環境を包括的に分析しています。この研究では、RNAシーケンスデータと腫瘍浸潤リンパ球(TIL)培養を用いて、IDH野生型神経膠腫が、IDH変異型よりも免疫細胞浸潤が多いにもかかわらず、抑制性の免疫プロファイルを示すことを明らかにしています。これは、制御性T細胞やM2マクロファージが豊富であり、疲弊したT細胞が存在するためです。この研究は、個別化された多標的免疫療法の必要性を強調し、神経膠腫における腫瘍反応性TILの存在と機能的抑制を関連付けています。

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