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口腔扁平上皮癌(OSCC)のがん免疫に関する論文を発表しました

東大口腔外科 熊谷先生、鶴見大学歯学部 濱田先生、関東労災病院 堀江先生、京都府立医大 辻川先生らと共に口腔扁平上皮癌(OSCC)のがん免疫に関する論文を発表しました。

口腔扁平上皮癌(OSCC)患者における予後予測バイオマーカーとしてのリンパ節(LN)の免疫プロファイリングの重要性を探っています。T細胞受容体(TCR)レパートリーの多様性と免疫関連遺伝子の発現を腫瘍とLNの両方で分析し、特にリンパ節転移のある患者の転帰を層別化する上で、腫瘍自体の分析よりもLNの免疫状態が優れた予測値を持つことを発見しました。研究結果は、LNにおけるTCR多様性の低下が好ましい予後と関連している可能性を示唆しており、再発患者と非再発患者をLNの免疫シグネチャによって区別できることを示しています。この知見は、術後のリスク層別化と個別化された治療戦略に役立つ可能性を秘めています。貴重な手術検体を提供してくださった口腔外科の先生方ともう一つ論文を準備しています。熊谷先生、頑張ってまとめてください!

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